集合講習会
概要
自動車運転免許を持つ高齢ドライバーの皆さんをに指定する会場にお集まりいただき、免許を返納せずに運転を継続するための計画(DCP※)を一緒に考えます。
※DCP:Driving Continuity Planの略。運転継続計画™。
地震等の有事に備えて企業等が作成に力を入れている「BCP(事業継続計画(Business Continuity Plan)」から作った造語。
特徴
多くの高齢ドライバーに共通する事項は、運転技術に関する非常に高いプライドを持っている、ということです。
そして、自身の運転に関して周囲から、とやかく言われることを極端に嫌う傾向にあります。
私たちの対面講習会は、「最近発生した事故に関する情報」を相互に確認し、そこから「自ら考え」、「自ら計画する」、というスタイルで進めます。
講師から、ああしろ、こうしろ、という指示は一切ありません。
ですから、「ご自身の現在の状況や考え方」と将来目指したい「あるべき姿」を念頭に置き、その実現のために必要となる今後の「DCP」を考えることに主眼を置いています。
対象
対面講習会の対象は、普段自動車を運転されている70歳以上の高齢ドライバーを対象とさせていただきます。
なお、講習会の実施エリアについては、当面の間、東京都内を考えています。
メリット
対面講習会は、免許返納に関して同じ悩みを持つ方が集まり、他者の考え方を参考にしながら、自身の計画(DCP)を作成できることが特徴になっています。
対象となる高齢ドライバーにみなさんは日本の自動車産業の黄金時代を支えてきた世代です。
対面型だと日時や場所があらかじめ決まっている、というデメリットもありますが、自動車に関する「熱い思い」を持ったもの同士が集まり、実現性の高い計画を議論・作成できれば、と考えています。
限られた時間の中で計画を立てる、となるとなかなか難しいこともあると思いますが、もし運転の継続をするための計画が立てられない、という状態では「もしかしたら、免許は返納された方がいいのではないですか」という意見を言わせていただくかもしれません。
しかし、何事も前向きに考え、前向きに行動する元気な高齢ドライバーのみなさんのことですから、きっと自身が立てた計画をしっかり実行されると思いますので、そんなみなさんを一生懸命応援させていただきます。
内容(検討中)
テーマ:自分の運転特性を知ろう
- 客観的なデータからご自身の運転の特徴等を確認
テーマ:自分の運転の理想と現状を確認しよう
- 自分の運転の理想像と現状を確認しよう
- 理想像と現状のギャップを確認しその原因を考えよう
テーマ:事故・トラブル等の傾向と対策
- 高齢ドライバーによる自動車の事故事例の紹介(追突、逆走、信号無視など)
- 各種事故に対処する事業者側の対応等の事例・情報紹介
- 各事例を踏まえた、自身の現状とあるべき姿の確認・検討
- 両者のギャップを埋める計画の検討・策定
テーマ:DCPを完成させよう
- DCPワークシート(様式)の記入・完成
- アンケート回答
注)上記内容に関しては、一部変更になる可能性があります
提供時期
2025年4月以降を予定。