「納得感」に重点を置いた結論が導ける選択を

高齢ドライバーの方のもとに免許更新のお知らせが届くと・・・
ご家庭内で運転継続か免許返納かで意見が対立し、笑顔がなくなっている方も多いのではないでしょうか。

高齢ドライバーが運転を継続するのか、それとも免許を返納するのか。
この議論は、往々にして互いの主張がぶつかり合う「水掛け論」に陥りがちです。
どちらの言い分にも一理あり、明確な結論が出ないまま、問題が先送りになってしまうことも少なくありません。

この状態を脱するために、高齢ドライバーとご家族に今後「変わる、変えられる未来」に目を向けさせます。
そして、まずは高齢ドライバーが「運転を継続する」という選択肢に一旦軸足を置くことをご提案します。

その未来には、夢や希望も含まれ、その達成に向けて、安全に運転を継続するための具体的な計画を立てます。
そして、それらを実行できるかどうかを当事者間でじっくりと話し合います。
もし、計画が立てられ、実行できるのであれば、運転の継続という結論に至ってもいいのではないでしょうか。
しかし、計画が立てられない、あるいは計画を実行できないという状況も考えられます。
そのときは運転を卒業する、という結論を双方で納得した上で下すことができるのではないでしょうか。

この進め方の大きなメリットは、何よりも高齢ドライバーの意思を第一としている点です。
そして、高齢ドライバーが運転の継続に向けて、どれほどの真剣さを持っているのかを測ることもできます。
年齢とともに体の機能が低下していく状況を自覚し、それを克服するために何が必要かを考えること。
そして、目夢や希望の達成に向けて行動する姿は、ご家族にとっても頼もしく感じられるはずです。
これは、従来の感情的なぶつかり合いになっていた状態とは明らかに異なります。

これまでは結論は出たものの、もしかすると「納得感がない」という火種が残っているかもしれません。
そうした事態を防ぐ意味でも、私たちが有効だと考えているのが「運転継続計画(DCP)」です。

私たちは「運転継続計画(DCP)」の考え方のご紹介や、計画作成のサポートなどを実施しております。
ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽に問い合わせフォームよりご連絡ください。

※運転継続計画:事業継続計画(BCP)の発想を「運転を継続するための計画」と定義し直した独自の概念。
運転継続計画®はDSSJの登録商標です。