
安全に運転を続ける、という視点からの選択
高齢ドライバーの事故が連日のように報道され、高齢ドライバー自身もそのご家族も「明日は我が身」という思いを感じていると思います。そして、高齢ドライバーである自分の親に「辛い思いをさせたくない」という思いやりの気持ちから、「免許返納したら」という会話が日常生活のなかでも度々出ると思います。
そんな思いやりの気持ちから発言しているのに、意に反して高齢ドライバーからは「断る!」の答えが。高齢ドライバーからすれば、気持ちはありがたいけど「車がないと生活ができない」という理由が多いようです。確かに、高齢ドライバーにとっては家族よりも付き合いが長いかもしれない「運転免許証」を手放すことはそう簡単に決められることではありません。この手の議論は、往々にして堂々巡りの「水掛け論」に陥りがちで、どちらの言い分にも一理あり、明確な結論が出ないまま問題が先送りになってしまうことも少なくありません。
これらの議論の前提にあるのが「高齢ドライバーが危険な運転をする可能性がある=免許返納」という考え方であり、裏を返せば「高齢ドライバーが安全な運転をする=免許返納は必要ない」と言えるのではないでしょうか。
この発想でこの問題解決を図る場合、高齢ドライバーの実態を考慮する必要があります。一番考慮すべき特徴は「自分の運転に自信を持っている」ということ。そして運転に自信を持っている人は、自分なりの「美学」や「希望」のようなものを持っていることが多い、ということです。このような特徴を安全運転のための「原動力」とし、これまでの対応に加えて、高齢ドライバーが安全運転を心がける「マインド」面を強化することが重要と考えます。
そのために、私たちが有効だと考えているのが「3Dカード」の使用と「運転継続計画(DCP)」の作成と実行です。
3Dカード?運転継続計画?具体的にどのような内容なのか?そんな疑問をお持ちの方も多いと思います。
詳細については、以下の動画で概要をご説明をしていますので、是非ご覧いただければと存じます。
