大雨も運転継続を阻む原因の一つ
大きな台風が日本列島を襲いました。被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。少しでも早く日常を取り戻せるよう、私たちもできる限り協力していきたいと思います。
最近の台風について、個人的には「雨中心の台風」という印象を持っています。テレビやラジオでも、大雨による土砂崩れや土石流の危険性が繰り返し報じられていました。自宅避難の方法についても説明が多くなされていましたが、実際には避難の判断が難しい場面も多いと思います。
山に逃げれば土砂災害が心配され、平地に向かえば水害のリスクが伴います。特に荷物や家族がいる場合、徒歩での移動は困難で、車を使って避難することも多いでしょう。しかし、増水した橋を渡る際には、橋が流される危険性も考えなければなりません。
こうした状況を考えると、やはり早めに、山間部でもなく水害のリスクが少ない避難所に移動することが重要だと改めて感じました。
また、ニュースでは水たまりを走行する車両や水没する車両が報じられていましたが、調べてみると自動車での避難時には注意が必要な点がいくつかあります。例えば、アンダーパスや川沿いの道路、水田や水路の近くは浸水のリスクがあるため避けるべきです。また、浅い水たまりでも流れがある場合、自動車が流される危険性があります。
水深が10cmほどでブレーキの効きが悪くなり、30cmでマフラーが水没し、エンジンが停止することがあります。水深50cmではタイヤの高さとほぼ同じになり、車両が浮いて流される恐れがあります。大雨は運転を継続する上で大きなリスクとなります。
普段からしっかりと備え、これから本格化する台風シーズンに備えましょう。