【新説】運転における「心技体」、重要順だと「心→体→技」? 安全運転のために大切なこと!

JAF講習会での気づき:視野の重要性
先日、JAF主催の講習会に参加し、運転における視野の重要性を改めて認識する機会がありました。そのときに印象的だったのが、「クイックアーム」という機械を使った測定でした。ボタンが同時に二つ光るのを見て、それらを素早く同時に押し、反射速度と視野の広さを測定して能力を判断するのだと思います。ボタンの配置は一箇所に集中しているのではなく、手が届く範囲に広く分布しています。この体験を通して、運転において視野の広さも非常に重要な要素であることを改めて認識しました。なぜなら、運転においては、認知の遅れが大きな事故につながる可能性があるからです。
信号見落とし事故の教訓:視野狭窄の危険性
さらに、その講習会で講師の先生から聞いた、ある事故の事例が、視野の広さの重要性を裏付けていました。それは、信号機が狭い間隔で配置されている場所で、赤信号にもかかわらず車が交差点に進入し、横断歩道を歩いていた人をはねてしまったという事故でした。ドライバーは「信号は青だった」と主張しましたが、実際は赤信号でした。その原因は、奥の信号が青だったため、手前の赤信号を見落としてしまったことでした。つまり、視野が狭くなることで、遠くの信号には注意が向いても、近くの信号を見落としてしまう危険性がある、とのこと。この事例から、日ごろから広い視野を持って運転することがいかに大切かを痛感しました。
年齢と共に変化する身体機能:運転への影響
この講習では、視野の重要性を認識すると同時に、年齢と共に変化する身体機能が運転に与える影響についても考えさせられました。年齢を重ねると、体を動かすことが億劫になり、首や体ごとひねって安全を確認する動作がおろそかになりがちです。私は若い頃から体が硬かったため、バックする際の後方確認にリアカメラに頼り、目視確認を怠ることがありました。しかし、それではいざという時に対応できません。安全のためには、面倒でも自分の目でしっかり確認する習慣を身につけないとまずい、と考え直し、最近はしっかりからだをひねって確認することを心がけています。
安全運転への心がけ:事故を防ぐために
ハンドルを握る者は、単に運転できればいいというものではありません。それに増して”安全に”運転する責任があると思います。視野を広く保つための日頃からの運動や活動、そして運転時の安全第一の心がけ、その上での運転技術。これら三つの要素、いわば「心技体」が揃って初めて、安全な運転が実現できるのだと思います。
運転における「心技体」:技術よりも大切なもの
ここで、「心技体」の順番について考えてみたいと思います。私たちは、運転がうまい、という話になると、つい運転技術(技)に目を奪われがちです。でも、本当に大切なのは、心の状態(心)と体の状態(体)ではないでしょうか。どれほど優れた運転技術を持っていても、心が乱れていたり、体をしっかり動かせていなければ、安全な運転はできません。つまり、技術はあくまでも最後の要素であり、心の状態と体の状態が整って初めて、その技術が活かされるのだと思います。
- 心:安全運転を心がける意識、集中力、冷静さ
- 体:視力、聴力、反射神経、柔軟性
- 技:運転技術、車両感覚、状況判断能力
これらの要素は、どれも欠かすことができません。日頃から適度な運動を取り入れ、心身ともに健康な状態を保つことが、安全運転につながると思います。
安全運転を心がけて
運転は、常に危険と隣り合わせです。だからこそ、私たちは常に安全運転を心がけなければなりません。技術だけでなく、心と体の状態にまず気を配り、常に安全を意識して運転することが大切です。そして、万が一事故を起こしてしまった時に、後悔するような運転は絶対に避けたいものです。
私自身も日頃から安全運転についてしっかり考え、行動するように努めたいと思います。