緊急事態!高齢ドライバーの事故が連続して発生 名古屋栄の事故原因を”勝手に”考察

写真出展:MSN Japan 名古屋で車暴走、乳児ら7人けが 運転の女性、操作誤ったか
ここ数日、高齢ドライバーによる痛ましい事故が後を絶ちません。今回の事故で負傷された方々の一刻も早い回復を心よりお祈り申し上げます。
本ブログでは、名古屋市栄で発生した事故の概要を振り返りつつ、事故原因について”勝手に”考察してみたいと思います。
名古屋市栄で発生した事故の概要
- 発生日時:2025年4月1日午後1時ごろ
- 場所:愛知県名古屋市中区栄3丁目(栄駅近く)
- 状況:
- 繁華街の交差点付近で、車両が歩道に乗り上げ歩行者をはねる
- 乳児を含む男女計7名が負傷
- 70代女性運転手を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕
- 被害者の状況:
- 男性2名(20代1名、乳児1名)、女性5名(60代1名、40代1名、20代2名、10歳くらい1名)が負傷
- 全員意識があり、市内の病院へ搬送
- 事故原因:
- 警察が詳しい原因を捜査中
- 状況から、アクセルとブレーキの踏み間違いの可能性が考えられる
多くの人が行き交う繁華街で発生したこの事故は、社会に大きな衝撃を与えました。
事故原因の考察:経験に基づく視点から
今回の事故は、地下駐車場から地上へ出る際のスロープでアクセルを踏みすぎ、加速した車を制御できずに車止めに乗り上げた、と報道されています。
日常的に運転している車であれば、その車の特性や癖を把握し、運転に活かしているはずです。しかし、機械である車は、時に予期せぬ不調を起こすことがあります。
私自身、過去にアクセル操作に対する車の反応に違和感を覚えることがありました。例えば、エンジン音の大きさの割にスピードが出ない、アクセル操作に対するレスポンスが悪い、などです。学生時代に部活動でエンジンの整備を経験したことがある私は、アクセルの不調を感じた際にエアフィルターをチェックする習慣があります。現在の愛車でも、点検時には必ずエアフィルターの状態を確認するようにしています。
今回の事故も、何らかの整備不良等が原因でスロープの上り坂でアクセルを踏んでもスピードが出ず、急加速したために発生した可能性も考えられるかなと思います。
また、サイドブレーキ(フットブレーキ)の解除忘れも考えられます。駐車場に入るまでは問題がなく、出庫時になんらかの不具合が発生した場合、操作ミスも疑われます。サイドブレーキが完全に解除されていなかったり、中途半端に効いていた場合、加速が悪くなり、アクセルを強く踏んだ際に歯止めがなくなって急加速した可能性があります。
過去には、学生時代の部活動の先輩がサイドブレーキを引いたまま加速し、エンストした事例がありました。オートマ車なのになぜエンスト?と思いましたが、その原因がサイドブレーキを引いたままだったから、という話は教訓として記憶に残っています。
さらに、先日、愛車の点検の際にディーラーさんから聞いた話では、フロアマットのずれがアクセルやブレーキ操作の妨げになり、事故につながるケースもあるそうです。アクセルペダルにマットが載ってしまい、マットの重みでアクセルペダルが戻せなくなる危険性もあります。自動車学校でも、運転席の足元に物を置かないよう指導を受けましたが、走行中にマットがずれることも考慮する必要があると感じました。
これらの考察は、プロの整備士ではない私の経験に基づくものであり、憶測の域を出ません。しかし、多角的な視点から原因を考察することは、事故の再発防止に繋がると信じています。
運転に必要なのはテクニックだけではない
運転する際は技術、ドライビングテクニックももちろん重要ですが、車の整備に関する基礎知識や安全運転に関する情報を持ち、自ら考えることも同様に重要だと思います。そうしないと、高齢者だけでなく、若い世代も同様の事故を起こす可能性は十分にあります。
運転の方法は自動車学校で教えてもらったけど、それ以外のことは教えてもらっていない、という方もおられると思います。しかし、安全は他人が与えてくれるものではなく、自らが「作り出す」ものです。インターネット上にも多くの情報がありますので、それらを積極的に活用し、ハンドルを握る者の責任として、安全意識を高めていきましょう。
最後に。今回の事故原因の早期解明と、再発防止策の徹底を強く望みます。捜査上の理由で秘密、ということで、情報をブラックボックス化することは絶対にやめてほしいと思います。そして、私たち一人ひとりが安全運転について改めて考え、行動することが、悲しい事故を減らすために不可欠だと考えます。