今度の母の日に贈るのは、カーネーションとこれからも自由に出掛けられる未来

今年も「母の日」が近づいてきました。 私たちにとって、母の日のプレゼント選びは、もはや年中行事のようなもの。定番のカーネーション、話題のスイーツ、あるいはちょっと奮発したカタログギフト……。一通り贈り尽くして、そろそろネタ切れを感じている方も多いのではないでしょうか。

しかし、華やかなギフトを選んでいるその心の片隅で、ふとした瞬間に「不安」を感じることはありませんか? それは、ニュースで流れる「高齢ドライバーの事故」という言葉。「うちのお母さん、まだ運転してるけど大丈夫かな?」 「最近、実家の車にこすったような跡があった気がする……」

離れて暮らしているからこそ、その不安は募ります。でも、電話で「運転、もう危ないんじゃない?」なんて口走れば、せっかくの母の日が台無しになるのは目に見えています。私たちは、その不安を心の奥に押し込み、今年もまた「無難な花」を選んで、自らの不安に蓋をしてしまうのではないでしょうか。

「アッシー君になれるの?」母が車を手離せない理由

かつて、実家に帰った折に、勇気を出して母親に切り出したことがあります。「お母さん、最近高齢者の事故も多いし、運転はもうそろそろ考えたら?」その時の母親の反応は、予想以上に強いものでした。 「じゃあ、あんたが毎日、買い物に連れて行ってくれるの? お父さんの病院の送迎、代わってくれるの?」

この一言に、私は二の句が継げませんでした。 母親にとっての運転は、単なる趣味のための移動手段ではありません。それは、足腰が弱くなった父親を支えるための「献身」であり、スーパーで食料品等を買い、友人と情報交換するための「社会との繋がり」そのものなのでした。地方の車社会のエリアでは、車を手放すことは、これまでの生活のすべてを捨てることと同義です。

私たち子世代は、仕事に追われ、自分の子供の教育やローンに追われています。マメに実家に帰って、母親に代わって毎日「アッシー君」を務める余裕なんてありません。「免許を返納してほしい」けれど「その代替手段は提供できない」。 このジレンマに陥った私たちは、結果として「何か起きるまで見守るしかない」という、最もリスクの高い「放置」を選んでしまうのではないでしょうか。

直球がダメなら、孫という「視点」を借りる

そんな膠着状態を打破するために、一つの視点を取り入れてみてはいかがでしょうか。それは、あなたのお子さん、つまりお母様にとっての「孫」の存在です。高齢な親を持つ私たち世代は、親の老いや自分たちの生活の維持という現実に直面し、どうしても「いかに波風を立てないか」という守りの姿勢に入りがちです。思考が凝り固まり、解決策が「現状維持」か「返納」かの極論に振れてしまうのも、無理はありません。

しかし、孫世代の感性や発想はもっと自由です。彼らは意外にも、帰省した折におばあちゃんの「本当はもっといろいろなところに連れて行きたい」「実は運転に自信がなくなってきた」といった本音を私たちよりも先に聞き出し、把握していることがあります。

もし、あなたが母親への切り出し方に悩んでいるのなら、まず自分の子供(母親から見ると孫)に「おばあちゃんの運転、どう思う?」と相談してみるのも一つの手です。孫世代のフラットな意見は、あなたの凝り固まった考え方を解きほぐし、「おばあちゃんの願いを叶えるために取るべき選択肢」を与えてくれるかもしれません。

そして、これからも運転を続けることを母親が願っていることがわかった場合、母の日のプレゼントとして「家族で相談して、お母さんにこれからも元気で運転してほしいから、これを選んだんだよ」と、花束と一緒に「3Dカード(Driver’s Desire Discover Card)」を差し出すのはいかがでしょうか。

従来の「運転は危ないから」という説得ではなく、家族で「お母さんのこれからの生きがいや楽しみ」を支援するための3Dカード。これにより、重くなりがちな母親の運転の話が、前向きな「未来の作戦会議」へと変わっていくはずです。

3Dカードで描く、「理想の運転寿命」

なぜ、ここで「3Dカード」が必要なのでしょうか。 それは、高齢者の運転問題を「返納か、現状維持か」というゼロヒャクの議論から解放するためです。

人は一般的な「危ないから気をつけろ」というステレオタイプな警告では動きません。しかし、「自分はどうありたいか(Desire)」という自身の思いを聞いてもらえるのであれば、心が動き出します。 40枚のカードを使って自身との対話をすることにより、物事に優先順位を付けることができ、運転の理想像を見つけることができます。

そして、この理想像の達成を目指す際に必要となる「身体機能を維持するためのトレーニング」や「夜間や雨の日は運転しない」といった自身の能力に応じた運転に関する具体的な行動やルール作りが、母親の安全運転を「見守る」ことにつながります。

3Dカードは、運転をやめさせるための道具ではありません。母が、母らしくあり続けるための「人生の設計図」を考えるためのツールなのです。

今年贈るのは、花よりも価値ある「安心という名の時間」

母の日にカーネーションを贈る。それは素晴らしい習慣です。 でも、その花が枯れた後も、お母様の安全と自由が続くように、今年は少しだけ踏み込んでみませんか。

3Dカードは家族の絆を修復し、対立を回避しながら大切な問題に向き合い、具体的な行動を起こすためのものです。 私たち子世代ができる最大級の親孝行は、母親から自由を奪うことでも、不安に蓋をすることでもありません。母親が納得して、誇りを持って安全運転をするための行動を起こす環境を家族みんなで整えることです。

今年の母の日は、3Dカードをきっかけに、家族の「これから」をデザインしてみてください。 その対話の時間こそが、お母様にとっても、そしてあなたにとっても、何より実利的な、最高のプレゼントになるはずです。

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