「交通安全フェアin南山城」で安全運転のヒントや答え探しをご体験いただきました

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2025年12月6日、私たちは京都府南山城村で開催された「交通安全フェアin南山城&南山城村防災フェスタ2025」にワークショップとして参加しました。これは10月25日に京都府京丹後市で行われたフェアに続く、2度目の出展機会となりました。この貴重な機会は、京都府交通安全協会様のご賛同のもと実現しました。

私たちが今回も主な対象とするのは、地域の高齢ドライバーの方々です。高齢ドライバーをめぐる社会的な課題が叫ばれる中、私たちは運転技術やルールを教えるのではなく、ドライバー自身の「安全運転のマインドを醸成する体験」を提供したいと考えました。

その中心となるのが、私たちが開発した「3Dカード」を活用したワークショップです。このカードは、ドライバーご自身が「どんな運転がしたいのか」という内面的な目標を明らかにし、その目標を達成するために日々の運転に意識を配ることで、結果として安全運転を継続していただくことを目指しました。

会場となった京都府南山城村は、地図で拝見する限りJR関西本線や国道163号が東西に走るものの、南北の移動は公共交通機関の利用が難い地域だと想像されます。そのため、自動車は単なる移動手段だけではなく、買い物や通院といった日常生活を維持するための生命線ではないか、と考えました。

だからこそ、「車がないと困る。安全に長く運転を続けたい」という切実な願いを持つ高齢ドライバーの方が多いと思いました。私たちのワークショップが、その願いを実現するための一助となれば幸いです。当日は、私たちのブースを含め、交通安全と防災に関する様々な体験が用意されていました。

交通安全フェアin京丹後の振り返り

前回の京丹後市での出展は、私たちにとって多くの学びと、確かな手応えを感じる機会となりました。ワークショップに少しでも目を留めていただくため、「安全運転のヒントは自分の心にある」というキャッチコピーを壁に掲げて臨みました。

しかし、例年多くの来場者があると伺っていた交通安全フェアでしたが、残念ながら当日はターゲットとしていた高齢者層をはじめ、全体の来場者数が少ない印象でした。また実質的なワークショップ実施時間が2時間程度しかなかったこと、また、お子様向けの対応を想定していなかったこともあり、集客には苦労した、というのが実態です。

それでも、主催者側の方々が集客に積極的にご協力くださったおかげで、結果として合計8名の方に3Dカードをご体験いただき、アンケートにもご協力いただくことができました。集客面では反省が残りましたが、ワークショップ自体の成果は非常にポジティブなものでした。アンケート結果は以下の通りです。

質問項目回答結果
運転に関する内面的な目的が発見できたか?8人中8人が発見できた
結果に納得感があるか?8人中7人が納得感がある
家族や友人に勧めたいか?8人中7人が勧めたい


今回は、本来想定していなかった中堅層の体験もありましたが、その全員が「内的目的を発見できた」と回答してくださったことは、3Dカードが年齢や運転歴を問わず、運転のマインドを変革するツールとして機能する可能性を示すのに十分なデータだと感じました。この3Dカードは応用が利く、という特徴があるため、自動車事故が多い若年層への展開や自転車事故が多い学生への応用など、今後の事業展開を加速させる必要性を強く感じました。

展示会という場では、これまでは情報を「収集する側」だったところから、今回から情報を「発信する側」へと立場が変わり、その分、準備こそ大変でしたが、来場者や他ブースの事業者様に関心を持っていただいたことに感謝の気持ちを感じるとともに、大きな充実感と貴重な経験を得ることができました。

南山城村に乗り込んだ決意とその結果

京丹後市での経験を活かし、今回の南山城村では、より多くの方に事業内容を説明し、体験していただきたいと強く願いました。

しかし、主催者の方々からは、京丹後市の人口規模(4.6万人)と比較して南山城村の人口規模(2千人)が小さいため、「あまり期待しない方がいい」との本音のアドバイスもこっそりいただきました。厳しい戦いになることは覚悟しつつも、期待しすぎない程度に、精一杯の努力をしたいと考えました。

その作戦としては、前回の反省を踏まえ、キャッチコピーをより強力なメッセージへと変更したいと考えています。前回のキャッチコピーにあった「ヒント」という言葉では、ちょっとインパクトに欠けるかな、判断し今回は「安全運転の答えは自分の”心”にある」へと確度を上げた表現にしようと準備を進めました。しかし、直前になり、壁の使用がNGという制約が明らかになり、ちょっと路線変更が必要とわかりました。

そんな制約があったものの、できる限りの努力と新たな追加施策で認知度向上を図りました。具体的には以下の取組みを実施しました。

  • 視覚戦略の強化:
    元気に明るい雰囲気等を醸成して、気軽い体験してもらうようにするため、スタッフジャンパーの作成し、当日、少しでも参加者の目を引こうと考えました。
  • 環境整備:
    前回は机の下の準備機材等がよく見える状態で「生活感丸出し」だったので、それを回避し、ブースの印象を整えました。また、目を引く電飾の使用なども検討し、視覚的な魅力を高める工夫を凝らしたい、と考えました。

今回も、主催者側の方々が集客に積極的にご協力くださったおかげで、結果として合計7名の方に3Dカードをご体験いただき、アンケートにもご協力いただくことができました。集客面では反省が残りましたが、警察関係者の方々をはじめ、自動車に関する専門家の方にもご体験いただき、ワークショップ自体の成果は非常にポジティブなものでした。アンケート結果は以下の通りです。

質問項目回答結果
運転に関する内面的な目的が発見できたか?7人中7人が発見できた
結果に納得感があるか?7人中7人が納得感がある
家族や友人に勧めたいか?7人中7人が勧めたい

現状からの脱却を目指して

南山城村でのフェアも、私たちにとっては重要なステップとなりました。多くの方々と交流し、カードを使ってもらい、運転の内面的目標を発見してもらうことで、多くの方に安全に運転を続けたいという希望を実現する。これが私たちの最大の目的でした。

そんな中で、これまでにあったネガティブな反応としては、私たちの紹介スタイルが「営業色が強く出てしまう」という点が挙げられます。場や相手の立場をわきまえず、一方的に自分の考えを伝えがちだったことは、大きな反省点です。

一方で、私たちの説明に「面白い」「興味深い」「聞いたことがない」といったポジティブな反応も多数いただいています。しかし、それが期待するようないい結果に結びつかないのは、まさに「モノや発想はいいけど、宣伝等のやり方がだめ」という典型的なパターンに陥っていることなのかな、と最近思います。

これまでエンジニアリング畑で30年以上のキャリアを積み、営業や広報といった分野の経験や学習が不足していることは言い訳になりません。この状況を打破するため、私たちは手探りながらも、多くを学び、トライアンドエラーを繰り返しながら、少しでも前進していく覚悟です。

京丹後市、南山城村での経験は、2026年2月に東京ビックサイトで開催されるギフトショーの出展に向けた貴重な糧となりました。今回の出展で得られた改善点や課題意識を、次の活動へと活かすPDCAサイクルを確実に回し、世の中の認知度を高められるよう、活動を継続してまいります。

安全運転の「答え」は、ドライバー一人ひとりの心の中にあります。私たちはその答えを見つけるお手伝いをすることで、社会の安全に少しでも貢献していきたい、そう考えています。

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